続・生きる。
「美波、久しぶりだね。
ごめんね、私美波のこと忘れてたよ。
でもね、美波は何回も来てくれたね。
"由茉、笑って"って。
私美波のことずっと知りたかった。
美波のこと知りたくて無理したんだ。
もう頭割れるかと思ったよ。
美波のおかげ。ありがとね。」
私はそういって手を合わせた。
(美波、怒ってる?私が頭殴られたこと。
他にもナイフでも刺されたしね。
でもね、私は後悔してないよ。
湊と颯守れたもん。許してくれるよね。
あんなことがあっても強く生きてるよ。
美波、また夢に出てきてね。)
私はそう心のなかで話しかけて顔をあげた。