続・生きる。
そのあとの時間も颯と爽と話して
1日が終わった。
溜まり場へつくと私は湊に総長室へ連れていかれた。
「あの…湊?怒ってる?」
不機嫌オーラが怖いよ~!
「…由茉を独占したかっただけ。」
「へ?」
「教室だとずっと爽と話してるだろ。」
「なんだ、湊だってくればいいじゃん。」
「…見てるといらいらするから。」
「でも爽と話さないわけにはいかないでしょ?」
「…そんな爽と話したいわけ?」
「そんなこと言ってないでしょ。
爽シカトできないでしょ。」
「あーもうわかったよ。」
そう言って湊は幹部室へ戻っていった。
…なんだよ、もー。
湊だってくればいいじゃん。
一緒に話せばいいじゃん。
なんだかもやもやした私は幹部室へ戻らず下に行った。
「雄~。」
「なんだ、由茉。
湊さん怒んねーの?」
「さぁ。
でも今はいいよ。」
「なに、ケンカ?」
「そういうわけじゃないけどね。
よくわかんない。」
「ふーん。まあ由茉がいいならここにいれば。」
私はその言葉に甘えて雄とおしゃべりをしてた。
「…そろそろ帰ろっかな。」
いつの間にか19時を過ぎていた。
私は幹部室に戻った。