続・生きる。


「あと一ヶ月かぁ…」


私はポツリと呟いた。


「なにが?」


「如月でいられるのも。」


私の言葉でみんなが黙った。


「ねぇ、今度6人で哉斗んち泊まろうよ。」


「なんで俺んち?」


「だって広いし。一人寂しいでしょ?」


「…別にいいけどね。」


「湊の受験が終わったら。

いい?」


「いいよ。」


爽が言った。


私たちは明後日哉斗の家に泊まりに行くことにした。


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