続・生きる。



一時間ほど走って、22時…

私たちは溜まり場へと戻ってきた。


私たちはいつも通り階段を上がる。


そして2階に入るドアの前で立ち止まる。



「次期総長と副総長を発表する。」


爽の声で静まり返った。


そして湊が口を開いた。


「次の総長は雄、副総長は秀だ。

みんな明日からこの二人についてけ。

今までありがとな。また遊びに来る。」


湊はそれだけ言って私を見た。


「由茉、なにか言うか?

こいつらこういうの苦手だから。」


「うん。じゃあ少し言う。」



大好きなみんなに感謝を伝えたかったから。


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