続・生きる。
二人が表まで見送りに来てくれた。
「由茉、湊と喧嘩したらいつでも帰ってこいよ。
俺が殴ってやるから。」
「晴輝さん、それは勘弁してください。」
笑いながら湊。
「由茉、幸せになれよ。」
…………そんなこと言われると
また泣いちゃうじゃないか。
私は二人に頭を下げた。
「今までお世話になりました!」
そして私は頭をあげた。
「幸せになってくるね!」
私は笑顔で言った。
「湊、由茉頼んだな。」
「はい。」
「由茉、いつでも帰ってこいよ。」
「うん。お父さんとお母さんが来るときは
絶対連絡してね。」
「当たり前。
行けよ。」
私と湊はバイクへ乗った。
「一輝、また一緒にご飯いこうね。
晴輝は彼女、紹介してね。」
「行くぞ?」
湊が言う。
「うん。
じゃーね!元気でね!ありがとう!」
私は最後まで涙をこらえて
家へと帰った。