続・生きる。


「お邪魔しまーす。

よ、湊。って颯もいるじゃん。

知らない女の子まで。」


「同じ学科の小林美月。

美月、経済学の水嶋哉斗。」


「美月ちゃんね、よろしく!」


「うん、よろしくね。」


「で、この空気は?」


哉斗!空気読んでよ!


とりあえず美月が颯狙いなことを

目で訴えた。


「………由茉ちゃん、ちょっと。」


私と哉斗は廊下へ出た。


「言っとくけど、颯も読めるんだからね?

そんな視線送ってきたら颯もバレバレだよ。」


「そっか…確かに…

バレたかな?」


「バレバレ。湊あきれてた。」


「………最悪。」


「で、俺が来て助かったってとこ?」


「その通りです。」


「………戻るか。」

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