続・生きる。
「雄、彼女だってー?」
私がからかうように言った。
「うるせーよ。黙れ。」
「生意気。」
全く。
「おい、雄。由茉さんに何いってんだよ。
すみません、由茉さん。
こいつ相変わらずで…。」
「いいよ、昔からこんなやつだった。」
「で、姫ってこの子?」
颯が聞いた。
「そうです。雄の彼女の亜依です。
亜依、この人たちは先代だ。
幹部だった哉斗さんと颯さん。
それと元姫の由茉さん。」
「あ…よろしくお願いします…。」
亜依ちゃんが小さく答えた。
「颯、怖いって。」
「なんで俺なんだよ。」
「哉斗ではないでしょ。
……作り物だけど。」
「由茉ちゃん、そういうこと言わない。
へー、亜依ちゃんか!よろしくね!」
「あ…はい。」
うわー、大人しい。
「雄がこんなかわいい彼女?
私はびっくりだよ。」
「だから黙れ。」
「亜依ちゃん、よろしくね。
由茉だよ。」
「はい、よろしくお願いします。」
「はい、颯も。」
「いや、俺女と話さねーし。」
「ほら、怖がる。」
まったく…