続・生きる。


「雄、しっかりしろ。

お前は如月を背負ってんだ。

一時の感情で流されんな。」


「……はい。」


「秀もしっかり調べろ。」


「はい。すみませんでした。」


「樹、こいつつまみ出せ。」


「はい。」


「あ、待った。」


爽が止めた。


「榑林…加奈子さん。でしょ?

偽名まで使うなんてね。

ここで聞いたこと喋ったら

俺ら行くからね。

俺らのことなめないでね。

俺は君の情報、たくさん持ってるから。

……お父さん悲しむよ。

俺らは敵に容赦ないから。覚えといて。」


爽が脅して樹が外へ連れ出した。




ふぅ。終わった。


「由茉、大丈夫か?」


「うん。みんないたから。」


大丈夫。安心できた。

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