続・生きる。


私たちが行った先には


"神林家之墓"



え……?


「美波、今年も来たよ。

今年は爽の彼女の愛奈ちゃんと、

颯の彼女の美月も一緒。

爽の彼女は美波にとっては珍しくないかもだけど

高校の時の爽を知ってる私からしたら

本当に嬉しい限りだよ。

颯もついに美月に絞ったし、あとは哉斗だけ。

ふふ、びっくりでしょ。

哉斗が最後なんてね。

私ももう二十歳。二十歳になったよ…。

あれから4年。今日も私は元気だよ。

笑って毎日生きてます。」


由茉はそういうと手を合わせた。


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