続・生きる。



「はー、飯食えたけどあんま話せなかったなー。

湊から殺気がばんばん伝わってきたし。」


俺が嘆いていると


「だから由茉は諦めろって。」


「他の女と関わる気にすらなれない。

全員由茉ちゃんと比べちゃうし。

あんなできる子は他にはいない。

欠点なんて数学くらいだし。」


「言っとくけど、由茉は哉斗の気持ち

ちゃんと気づいてるんだからな。

で、たまに困ってるときがある。

あんま困らせんなよ。」


まじかよ………。

気づいてるとは思わなかったな…。

困らせてるのかー………


「諦める気はあっても避けたくないし

結局いい女現れるの待つしかない。」


俺にも出来んのかな、彼女って。



はぁ………



哉斗の片想い E N D
< 779 / 953 >

この作品をシェア

pagetop