続・生きる。



自宅へ戻って私はすぐに

爽へと電話した。



プルルルル……プルルルル……


『どうした?』


「なんか爽に電話するのレアなんだけど。」


『え、それだけ?』


「はは、まさか。

今日ほんとありがとね。

すっごく楽しかった。

ほんと、久しぶりだったから。

あんな笑えたの。」


『別にいいよ、あれくらい。

笑わせたのだってほぼ和真だし。』


「そうだね。

なんか爽にはいっぱいお世話になったら報告。

湊と仲直りしました。

一輝にも会ってきたよ。」


『そう、よかったね。』


「うん!爽のおかげ。」


『俺?なんもしてないじゃん。』


「湊にいってくれたんでしょ?」


『なんだ、喋ったのかよ。』


「ありがと。」


『いいよ。いつも助けてもらってるし

支え合いありがとうだよ。』


「それ譲り合いありがとうだよ。

間違ってる。」


『指摘すんな、流せ。』


「はは、じゃあね。切るよ。」


『はいはい。じゃーな。』


そういって電話が切れた。


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