続・生きる。



「はい、じゃあ湊…というより

ここにいる湊の代の如月幹部のみんなとの出会いだけど

飽きずに聞いてね。



………あたしとみんなを繋いだのは

一人の友人でした。

その子の名前は神林美波。

美波は湊の昔の彼女。

美波は湊と私が一人にならないように

私と湊が出会うように私に約束させました。

湊に、自分が死んだことを伝えてほしいと。

ずっと好きだったと伝えてほしいと。


それで私は湊を探しました。


そしたらすごく近く………

同じ学校に湊がいた。


私は逃げる湊を追いかけた。

そして伝えた。


それが私たちの出会い。


私の大好きな親友と

湊の大好きな彼女。


たった一人の女の子が私たちを繋いだの。


美波は亡くなったけど

私と湊、爽、哉斗、颯、純…

私たちにとってかけがえのない存在だった。


それが私と如月の出会い。」



ね、美波…。


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