続・生きる。



結月、愛希、愛美、貴斗、隼、ハルは

みんな桜大付属の幼稚園へ行っている。


ここらへんだと近いしな。


「なぁ、みんなは小学校も桜に行かせる?」


純が突然言い出した。


「俺は結月次第かな。

受験したいなら桜行かせてもいいけど……

それ以上行かせてもいいし

地元のとこ行きたいならそこでもいい。

ただ勉強はきっちりやらせるかな。」



「俺も湊と一緒。

貴斗に任せるつもり。」



「俺んちも希望は聞くけど

たぶん地元の小学校かな。

双子だし経済的にきつい。」


「俺も多分地元かな。」


爽と颯んちは地元か……。


「なるほどねー。

ハルも地元になると思う。」



「……じゃあ多分結月も地元の行きたい

って言い出す気がする。

俺もそうだったし。」


「湊は私立じゃなくていいわけ?」


「私立にこだわるなら桜じゃなくて

もっと上を目指す。

とりあえず高校卒業までは選ばせる。」



「ふーん。

哉斗んちは?お前んちも金持ちじゃん。」



「俺んちは進路は完全お任せ。

継がなくても別にいいしな。

俺の弟が継ぐし。

俺は手伝いみたいもんだし。」


………俺らも大人になったな…。


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