続・生きる。
「………一輝さんはどうしてそんなに詳しいんですか?」
話を一通り聞いて呆然としていたら
愛希が一輝さんに聞いた。
確かに…。知りすぎてる気がする。
「それはな、お前らと違って
俺は人の心が読めるから。
なにがあったのかわかるんだ。
そんでな、その姫。
俺の大事な女なんだ。
だから俺は常に目を光らせていた。
ま、その総長に奪われたって感じだな。
あとは当時の幹部からと
その姫から直接聞いたのもあるな。」
「そうなんですね…。」
「ま、もうすぐ会えるよ。
明後日総会だろ。来るよ、その姫。」
「え!まじで!?」
やべー、楽しみ。
「お前らにも紹介するよ。
当時の幹部全員来るから。」
まじかよ。すげー楽しみ。