続・生きる。



「輝さん、下集まりました。」


愛希の親父が言った。


「じゃあ下いくか。」



そう言って歩き出すじいさんたちとばあさん。


そこに龍輝が来た。


「よう、結月。

念願の伝説の姫に会えたか?」



「あ、忘れてた。

見に行く。」



「は?ここにいるじゃん。」



「は?」



「だから、そこ。」



「え………いや、嘘だろ?」



ここに姫って愛美と母さんしか…。



「爽、あとで紅茶淹れてね。」



「はいはい。お姫様。」



「伝説の姫って母さんだったのかよ!」



「知らないわよ。伝説なんて。

でも昨日の一輝の話、明らか私だったよね?」



「由茉以外いないだろ。

一輝さんの大事な女って。」



「………まじ、かよ…。」


衝撃なんだけど………。



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