続・生きる。
「………仲いいんですね、みんな。」
俺はポツリとつぶやいた。
「由茉さんのおかげだけどな。」
「こんな歳になっても
由茉さんは俺らを気にかけるからな。
さすが伝説の姫だろ。」
「…やっぱり仲良かったんですか?」
「すごい仲良かったよ。
由茉さんは俺らにも平等だったからな。」
「俺にも姫がいるんですけど
どうしたらそうなれますかね…。」
愛美は俺ら6人しか喋ろうとしない。
少し俺の悩みだ。
「由茉さんは特別だ。だからこそ伝説。
目標にするには高すぎる。
そのままでいいと思うけど。」
「それに俺ら下にはなにもできない。
本人が動かなきゃ無理だよ。」
………だよなぁ。