続・生きる。



「由茉ちゃんってお嬢様なの!?」



…………え、私?



「そーだよ。由茉ちゃんお嬢様。」



「これでも社長の娘だからな。」



「由茉んち広いしな。」



「実家もなかなか広いし。」



…………ふーん…。

湊を隠すってわけね。



「ふふ、私がお金持ちなわけじゃないけどね。

ね、湊。」




「…………そうだな。」



私は湊に近づいてこそっと小声で



「みんなにもちゃんと言いなよ?

爽たちに似てるんだから

お金なんて関係ないよ。」



「…………そう、だな。」





友達と友達。 E N D
< 935 / 953 >

この作品をシェア

pagetop