続・生きる。
俺らみんなで俺んちに来た。
雄と秀までいる。
「ん……あれ?」
ベッドに寝かせたら由茉が起きた。
「由茉、今医者が来るから寝てろ。
哉斗、加湿器つけろ。」
「はいよ。」
そのあとすぐ医者が来た。
「風邪ですね。疲れが出たのかもしれません。
喉の腫れがあるので、声が出なくなるかもしれません。
熱が高いので辛かったら解熱剤も飲んでください。」
そのあと医者が帰った。
「ふふ、みんながいたら怖いよ。」
そういって弱々しく笑う由茉。
「なんで倒れるまで言わねーんだよ…」
「だって言ったら今日行けなかったでしょ?
みんなに会いたかったから。」
「……だから俺らも読めなかったのかな。
由茉ちゃんの心。
辛いなんて伝わってこなかった。」
「哉斗に元気?って聞かれたとき、
バレたのかと思ったよ。
それより移すと困るしみんな帰りなよ。」
由茉は辛そうにそう言って
俺らを寝室から追い出した。