続・生きる。



「…………とりあえず薬も来たし飯か?」


俺らはリビングへ戻った。


「湊、土鍋どこ。」


哉斗に言われたけど

普段キッチンには全く入らない俺にはわからない。


「………もういいわ、俺探す。

爽はレモン絞って。

秀はお湯沸かして。

湊は由茉ちゃんとこにいて。

タオルで汗拭いたり、何かあったら聞いてきて。

あ、あと飲み物持ってって。」


哉斗がみんなに指示をした。

ほんと俺ってなんにもできねーなって痛感。



「ってかタオルどこ。」


「自分の家だろ。」


「いつも由茉が用意してくれる。」


「……………。」


なにも言えねーって顔してんなよ。



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