続・生きる。



しばらくして爽が純を連れて戻ってきた。



「どんだけおせーんだよ。」



「迷った。」



本気でアホだな。



「純、卵。」



哉斗は純から卵を受けとると

飯作りを再開した。



「あー、やべー、疲れた~。」


なんにもしてねーはずの颯がソファへ倒れた。


……………確かに疲れたかも。



「俺がいちばん疲れたわ。

お前らどんだけなにもできねーんだよ。」



ほんとだよ。哉斗以外なにした?俺ら。


「秀も雄もお疲れな。」


「いえ、俺らも何にもしてませんでしたし。」


とくになにもしていない俺らは

みんなでソファや床にうなだれた。


そしていつの間にか寝てしまった。



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