伝説の女～元No.1ホスト
「一人ですか？」と私の横のソファーに座った男性。

私は彼の方をぼんやり見つめて…思わず背筋を正した。

そこにいたのはかなり意外な人物で…言葉がでない!

「お久しぶりです!!ナゼいるんですか？」と私が聞けば、

「キミに会いたくて来ちゃった。ウチを巣だってから全く来てくれなくて…寂しかったんだよ？」と笑顔で言われた。

「スイマセン…」と私は謝ることしか出来ない。

「で、何で一人なの？」と言われて、

「本格講義は明日からだから俺はもう寝るって追い出されました」と私が言えば、らしいなと笑われた。

「そうか…どんな講義にしようとか考えてるの？」と聞かれた。

一応は考えてあった。


言うべきか…言わないべきか…少し悩んだが今があるのはこの人のおかげだと思うと、言う決断するしかなかった。

「堅苦しい講義はしたくないんですよね!!みんなに楽しみながら学んでもらえたら…と思ってます。対等な立場での講義を心がけたいなあ～と。私にしか出来ないような女性目線の話とか出来たらいいかなと思ってます」と私は話した。

「なるほどね～キミらしい。楽しみにしとくね!!じゃ、俺はそろそろ退散するよ！どうやらキミに挨拶したいのは俺だけじゃないみたいだしね」と彼は言うと去っていった。

とその直後、辺りを見渡せばかなりの数の人が私の方を見ていることに気づいた。

そして、私の方にやってくる男性陣

「挨拶を求める人は…悪いけど、明日の講義の時にお願いします!!自己紹介とかもしますので…それ以外で私に言いたいことがある方はどーぞ」と私は言った。

一気にはけていく男性陣に思わずため息が漏れた。
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