伝説の女~元No.1ホスト
はぁぁ、また暇なっちゃったな…
どーしよう。そう考えると、部屋のドアがノックされた。
「はーい」と返事すると…武信がアキ君と一緒に居た。
「…どーしたの?入って」と私は促し、二人を中に入れた。
「さっきまで飛鳥と電話してたんだけど…龍と蒼介にばれちゃった。武信君にキスされたこと。あのあと、徹にもキスされちゃって…」と私が笑うと、
「あーあ、帰ったら大変だね~」と他人事のように武信が笑うものだから、「責任取りなさいよ?」と言ってやった。
「どーやって?俺の女にでもなってくれんの?」と言ってくる。
私にはこれが本心なのか、どうか、はわからない。
「…考える」と私は言った。
「…ゴメンね、俺そんなこと言われたら本気にしちゃうよ?」と武信は言った。
「…本気でいってるの?」と私が問えば、
「もちろん!!」と笑顔で返ってくる。
凄く複雑な気持ちになった。
ホストの言うことなんて…信用出来ないって思ってる自分がいる。
女に媚びて、金使わせるのが仕事のホストだ。お世辞とか上手く言って、勘違いさせるような発言だって顔色一つ変えず平気で言ってくる。
自分もホストだったからよくわかる。
だから信用してくれと言われても、正直、信用出来ない部分はおおいにある。
けど、この武信の言葉信じても良いのだろうか?アキ君の手前、ホストらしく振る舞ってるってだけなんじゃないか?って思えてくる…。
そんなこと考えたくないけど、考えてしまう自分が悲しい…。
こんなとき、龍ならなんて答えるだろう?
何も言わずに胸を貸してくれて頭を撫でくれるのだろうか?
『何も言うな』って。
蒼介ならどうだろう…
『俺はいつでも本気です』なんて言って、そばにいてくれるのだろうか?
飛鳥なら、丁寧に話を聞いて、らしいって励ましてくれるのだろうか…。
ってまあ、飛鳥に言うのは…真剣に悩んだ時だけど。
飛鳥は実の弟よ?けど、出来すぎる弟のせいで、私は恋愛に臆病になってる。
いつも思う。飛鳥みたいな子を彼氏にしたいって…。だからそれゆえに、彼氏なんて中々出来ないのよね。
けど、いつか、私にも自慢できる彼氏が出来るのかしら?
私は百面相していたらしく、武信に声をかけられて、我に戻った。
「オーナー、大丈夫ですか?」と武信は顔を覗き込んでくる。
ズルいわ。このイケメン…。そんな顔で見られたらドキドキしちゃうじゃない。
私は話をそらすように「アキ君、突然なんだけど…ウチのインターン候補として面談を始めてもいいかしら?」と私は言った。
私だって仕事に来ている。
バカンスではないのだから、それなりの仕事はしなければ意味がない。
アキ君は頷いた。
「場所移動しましょう」と私は言って鍵を片手に部屋を出た。
アキ君と武信はそんな私の後ろを歩いた。
どーしよう。そう考えると、部屋のドアがノックされた。
「はーい」と返事すると…武信がアキ君と一緒に居た。
「…どーしたの?入って」と私は促し、二人を中に入れた。
「さっきまで飛鳥と電話してたんだけど…龍と蒼介にばれちゃった。武信君にキスされたこと。あのあと、徹にもキスされちゃって…」と私が笑うと、
「あーあ、帰ったら大変だね~」と他人事のように武信が笑うものだから、「責任取りなさいよ?」と言ってやった。
「どーやって?俺の女にでもなってくれんの?」と言ってくる。
私にはこれが本心なのか、どうか、はわからない。
「…考える」と私は言った。
「…ゴメンね、俺そんなこと言われたら本気にしちゃうよ?」と武信は言った。
「…本気でいってるの?」と私が問えば、
「もちろん!!」と笑顔で返ってくる。
凄く複雑な気持ちになった。
ホストの言うことなんて…信用出来ないって思ってる自分がいる。
女に媚びて、金使わせるのが仕事のホストだ。お世辞とか上手く言って、勘違いさせるような発言だって顔色一つ変えず平気で言ってくる。
自分もホストだったからよくわかる。
だから信用してくれと言われても、正直、信用出来ない部分はおおいにある。
けど、この武信の言葉信じても良いのだろうか?アキ君の手前、ホストらしく振る舞ってるってだけなんじゃないか?って思えてくる…。
そんなこと考えたくないけど、考えてしまう自分が悲しい…。
こんなとき、龍ならなんて答えるだろう?
何も言わずに胸を貸してくれて頭を撫でくれるのだろうか?
『何も言うな』って。
蒼介ならどうだろう…
『俺はいつでも本気です』なんて言って、そばにいてくれるのだろうか?
飛鳥なら、丁寧に話を聞いて、らしいって励ましてくれるのだろうか…。
ってまあ、飛鳥に言うのは…真剣に悩んだ時だけど。
飛鳥は実の弟よ?けど、出来すぎる弟のせいで、私は恋愛に臆病になってる。
いつも思う。飛鳥みたいな子を彼氏にしたいって…。だからそれゆえに、彼氏なんて中々出来ないのよね。
けど、いつか、私にも自慢できる彼氏が出来るのかしら?
私は百面相していたらしく、武信に声をかけられて、我に戻った。
「オーナー、大丈夫ですか?」と武信は顔を覗き込んでくる。
ズルいわ。このイケメン…。そんな顔で見られたらドキドキしちゃうじゃない。
私は話をそらすように「アキ君、突然なんだけど…ウチのインターン候補として面談を始めてもいいかしら?」と私は言った。
私だって仕事に来ている。
バカンスではないのだから、それなりの仕事はしなければ意味がない。
アキ君は頷いた。
「場所移動しましょう」と私は言って鍵を片手に部屋を出た。
アキ君と武信はそんな私の後ろを歩いた。