伝説の女~元No.1ホスト
なっ、なんで…って、何してんのよ~

「ぶっ飛ばすなよ?自分で添い寝したんだから…」そう言われて、

それもそうだと思った。

とりあえず、私たちは準備を始めた。

「今日の予定の確認を…」と徹は言いながらテキパキ準備している。

私はダラダラと準備をした。

はぁぁ、なんか疲れてきた…さすがに3週間はキツいかも…。

みんなに逢いたい…。みんなどーしてるかな…

「おら、ウダウダすんな!早くしろ!てか人の話聞いてんのか?」と徹に怒られた。

「あー、はいはい」ととりあえず言って準備を終わらせた。

最終確認は部屋を出てから、歩きながらする。

朝食中、私はノートを見ている。

相変わらずの光景に徹は何も言わないが…今日は少し違った。

「相席してもいいですか?」と初めて、朝食に入ってきたのはアキくんと武信。

「珍しいわね!どーしたの?」と私は言った。

「いつもこんな感じですか?」とアキくんは聞いてくる。

「あーうん?」と私の上の空の返事で徹がフォローしてくれている。

「食べながら勉強を…?」と武信が聞いている。

「この時間が一番頭回るみたいだからね~」と徹は言ってくれた。

食べ終えると、アキくんたちは帰っていった。私達は講義を行う部屋に向かった。

準備をする私、その横で最終確認?をしている徹。

なんとか無理矢理、講義始めた。

ヤバイ…ダルくなってきた…寝不足か?体力不足か、はたまた栄養不足か…

私はナゼか意識を失った。

悲鳴に近い声が館内に響く。が…誰かの声が聞こえる…

私、どうなってるの?重い体は動かない…

目も開いてるのかさえわからない。なんなんだ?この異常に苦しいのは…。

誰か…助けてくれ…

「大丈夫ですか?」と声をかけられた。

頷くことしか出来ない私を、誰かが運んでくれた。

部屋のベットに寝かされた。

けど…聞こえる声は…徹じゃないわ。

誰?

「お目覚めですか?」と現れたのは…翔さん?!

その横にはアキ君もいる?!

「…何で…」と私が言うと、「心配して来ちゃいました!」って翔さん…

もう、可愛すぎ。

「俺に出来ることがあるか、わかりませんけど…医療福祉の勉強してまして…」と真面目に答えるアキ君も合格ね。

ってこんなときまで仕事のこと考えてるなんて…私ってホントに…

仕事バカよね…。

少し楽になった頃ー

徹がある一人の女性を連れて戻ってきた。
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