Snow Of Lieースノー・オブ・ライー
どうして、そんなに平気な顔していられるのだろう。
どうして。
どうして。
私に、別れを告げた声で、おはようなんて、言えるの?
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ぼんやりとしたまま過ごしていたせいだろうか。
気が付いたら、終業式も終わり、学年ごとに解散している最中だった。
あの、白髪頭の校長の長話なんて、全く頭に入っていない。
追い出されるように体育館を出て、外の空気の冷たさに身震いをした。