ほんとのキミを、おしえてよ。


「た、大変申し訳ございませんでしたぁぁああ!!

本当に元気だとは知らず私は一人で偉そうなことを……お許しください」


はい、深々と謝罪ね。


「いや、妹とのこと思ってくれて嬉しかったよ。
中村さん、ありがとう」


五十嵐くんは気分を害するわけでもなく私に笑顔を向けてくれる。

なんだか、いつもより笑顔な柔らかい感じがするのは気のせいでしょうか。


さらには突っ走ったにもかかわらず、私にありがとうと感謝の言葉。


私、五十嵐くんほどいい人見たことないわ。

もうこれは崇めるべきだわ。

しゅうきょう、でも作るか。


あ、ちなみにこれは柊教っていうのと五十嵐くんの宗教っていうのを掛けてて……

和歌で言う掛詞ってやつですな。中々センスいいんじゃない?


って自画自賛。

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