ほんとのキミを、おしえてよ。
「うん、そうしてください!
じゃ、またあしたね!」
「また、明日」
荷物をしょい直し、手を振って歩き出す。
五十嵐くんも風邪うつんないといいけどな。なんて思いながら
3mくらい進んだところで、私は1つアイディアが思いついた。
振り返って五十嵐くんを見ると、家の鍵を開けてる最中。
よし。いける。
「五十嵐くーーん!落とすなよー!」
運動神経抜群の五十嵐くんが落とさないことを見越しての言葉。
自分用に買った栄養ドリンクをポーンと投げる。
ビンは投げたらものすごく危険だよ☆
例え私に憧れても、良い子も悪い子もマネはしないでね!
「あ、!?っと」
五十嵐くんは突然のことに驚きながらも、危なげなくキャッチ。