ほんとのキミを、おしえてよ。
「あ、それはわかってます!大丈夫です。
でも……それって今、は。の話ですよね?」
今、のところに重点を置いて話しす美羽ちゃん。
うーん、将来そうなる予定もないんだけど……
こんなかわいい子の夢はできるだけ壊したくないからな。
「私、有紗ちゃんはお兄ちゃんを救ってくれると思うので」
しかもなぜかとても確信持ってるみたいだし。
うう、辛いよ。やっぱり、こんなかわいい子に否定なんて私はできない!!
私ができるのはやんわり断るくらいだよっ!
「救うって……
私があの完璧超人の五十嵐くんに出来ることとかある?」
それは私が宇宙人にならないとできないことじゃないかな?