ほんとのキミを、おしえてよ。



こんなに綺麗にかけたなんて、


いや〜今日は素敵な日……だ


な?


「中村っ!!また、お前か!授業聞けとは言わんからお前は少し黙っとれ!!」


見上げるとそこにいるのは、さっきまで教壇に立って現国の授業をしていたはずの先生。


なぜ先生が、はるばるこんな後ろの席まで?

もうそこそこお年なんですから、無駄な体力は使わない方がいいと思いますよ。


って言ったら絶対また、先生の教員室の机掃除の刑に処されることぐらい私にだって、わかる。


だから


「あー!先生ごめんなさい〜私なんかついつい独り言多いみたいでっ」


ぺこーっと頭を下げて謝る、素直な可愛い系少女になってみせるんだっ!


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