ほんとのキミを、おしえてよ。



なんか……よくわかんないけど、

なぜだかちょっと軽くなった気がする。



……自分の体重が!!

急に痩せたのかな?老廃物が空気に溶けたとか?

嬉しいなー!
このままさらに減量してくれ!


それにしても五十嵐くんってやっぱり限りなく人のために生きてるよね。

私の目に狂いはなかった!


いやー、素晴らしい素晴らしい。うんうん、と一人でに頷く。


「でも、」


五十嵐くんの呟くような小さな声。


あれ?まだ話には続きがあるの?

なんだろ?


「中村さんがせっかく肩かしてくれるっていうなら……

ちょっとだけ、借りてもいい?」


「え」


は、はい?


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