ほんとのキミを、おしえてよ。
Weak point*3

勉強会にしましょう。



「あのね、有紗ちゃん」


はっ!
昨日の五十嵐くんのこと、考えてたらぼーっとしてしまっていたよ。

せっかく今はお昼の貴重な花那ちゃんタイムなのに!



「ん?どしたの、花那ちゃん」



「晴くんから聞いたの、昨日のこと。有紗ちゃんが晴くん呼んできてくれんだよね?

あの、ありがとう。おかげでちゃんと話しできたの、仲直りも。
たくさん心配かけてごめんなさい」


花那ちゃんは申し訳なさそうに下を向いて軽く頭を下げている。


ぜーんぶ知ってるよ!
なんてことは盗み聞きしてたことがバレちゃうから言わないけど、代わりに私から心からの祝福の言葉を贈ろうかな。


「良かった、良かったね花那ちゃん!
じゃあまた、晴仁くんと幸せな日々がおくれるね♡」



「本当にありがとう、有紗ちゃん!」


私がそういうと笑顔に変わった花那ちゃんが抱きついてくる。


その様子はやはり……


いつもの天使さまでした!!


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