ほんとのキミを、おしえてよ。


「ふふ〜、私も幸せ〜」


そう言って花那ちゃんを抱きしめ返す。



「あ!そうだ!」


と、急に何かを思い出したように花那ちゃんが離れた。

もうちょっと抱きついててくれてもいいのにな。



「あのね、お礼と言ったらなんたんだけど……もしよければ、今日から一緒に勉強会しない?

毎回、この時期になると晴くんと私と柊くんで勉強会するんだけど……良かったら有紗ちゃんも、どうかな?」


へ? 勉強会?

しかも、ゴールデンメンバー!



「そんな豪華メンバーの中に私なんぞお邪魔して良いのでしょうか!?」


「もちろん!!有紗ちゃんがいてくれたら私も嬉しい!」


どうしよう。
右には花那ちゃん左には五十嵐くん。正面には晴仁くんっていう素晴らしすぎる空間も夢じゃない!

すごいすごい!


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