ほんとのキミを、おしえてよ。


「わ〜ありがとう花那ちゃん!皆様のお邪魔にならないようにできる限り少量の酸素で生きるね」


そんな素敵な環境に入れてもらえるなら、せめて私が吸ってしまう酸素の量くらいはできる限り減らすべきだよね!



「へ?酸素??」


「うん!それにしても花那ちゃんたちは偉いね。こんな普段から勉強会してるんだね!」


私なんてテスト一週間前にようやく勉強始めるのに。



「え、と……有紗ちゃん。

もしかして、テストの日程忘れてない?」


いやいや花那ちゃん。
いくら私でもさすがにそこまでバカじゃないよ。


「もちろん知ってるよー。再来週の月曜日からでしょ?」


と私がいった途端、ああ〜と頭を抱えこむ花那ちゃん。


え、もしかして違うの?

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