ほんとのキミを、おしえてよ。
「有紗ちゃん!テストは3日後からだよっ!どこをどう勘違いして来週からだと思ったの!?」
「うえ!?」
本当に!?なんだって!それは大変だ!!
というか、いったい私はどこをどう勘違いして再来週からだと思ったの?
これじゃ本物のバカじゃないか!
さすがの私でもそれは焦るよ!
今更何したらいいの!?
「花那ちゃん〜どうしよう!!」
「だ、大丈夫だよっ!なんたって学年トップクラスの柊くんがいるんだもん。
こうなったら柊くんに山はってもらうしかないよ!一緒に頑張ろう有紗ちゃん」
エイエイオーと拳を突き上げる花那ちゃん。
ああ、可愛い……ってそうじゃなくて。
「やるっきゃないよね!!」
私は頑張らなきゃいけないんだ!
花那ちゃんと同じように、私もエイエイオーと拳を上げる。