ほんとのキミを、おしえてよ。


いくら王子様だって人間ですよね?

だったら弱点がない、なんてことあり得ない。


だから決めたんです。


私は、五十嵐くんの弱点見つけるって!!

決めたら一直線。これが私のいいところ。


というわけでまずは

相手の観察!これが基本ですよね。


五十嵐くんをじーーっと見ていると


「あ、五十嵐。これをみんな配っといてくれないか?」


早速先生に頼られる。

観察はじめて10秒。

この速さで人に頼られるとかなにごとですか?


ちなみに五十嵐くんはクラス委員ではない。

だからもちろん断ることも可。

むしろほとんどの人が嫌な顔をして断るだろう。

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