ほんとのキミを、おしえてよ。


前から思ってたけど、花那ちゃんって自分のことになるとかなり過小評価になるんだよね。

人の良いところは見つけるのすごい上手なのに。


なんでだろう?

こんなに優しくてかわいくていい子のにな。


うーん。


「うーん、なぜだ」


「有紗ちゃん?」


あ、私声にででた?


「いやー、なんでもない!

あの、クッキーって無料ですよね?」


花那ちゃんがお金とるとは思えないけど、念のため確認。


「へ?」

花那ちゃんの大きい瞳が、ますます大きく見開かれる。


『もちろん無料だよ!』という花那ちゃんの答えを期待していた私。

まさかの有料制ですか?!


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