ほんとのキミを、おしえてよ。

というわけで、なんで五十嵐くんの弱点を探すことになったのか、
真紀に今まであった経緯を説明。


その結果、


「あーわかるわかる!」

真紀さんは物分りの良い方で、すぐに理解してくれる。


「王子って完璧すぎるんだよっ!だから余計彼女になりたいとは思わないんだよね」

うんうん、と一人で頷く真紀。


って、あれ?

私は真紀のある言葉に違和感。


「え、でも五十嵐くんってしょっちゅう呼び出しされてるじゃん。
あれって告白でしょ?」


あの子たちみんな、五十嵐くんの彼女になりたいんじゃないの?


「あー、違う違う。あれって大体が『ファンです!これからもキラキラしててください!』ってやつだから」


これって割とファン内では有名な話だから。と教えてくれる。
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