ほんとのキミを、おしえてよ。
ふう。書けた書けた♪
五十嵐くんいなくてもこんなに情報集まったぜ!
やっぱり私のノート最強。
「あ、それがさっき言ってたやつ?ノート作るとか有紗さすがだわ〜!
ちょっと、見せてよ?」
私のノートを覗き込んで楽しそうに笑う真紀。
いつもそんな表情してたら間違えなくモテるんだけどな〜。
もったいない。なんてこと思いながら
「特別に見せて差し上げよう」
と上から目線の言葉。
真紀は同志だからね!
ふっふっふ、と自慢気に真紀にノートを渡す。
パラっとノートをめくる真紀。
「ん?
5段階評価?ぷはっ!なにそれ!あはははっ!!
あんた何書いてるの!あっははは!」
と、全力で笑い転げる真紀。