ほんとのキミを、おしえてよ。


「有紗ちゃん?どうしたの、座って座って〜」


花那ちゃんがクッションをぽんぽんとたたく。


そのクッションはもちろん……

って、もう言わなくても想像つきますよね。


なんて1人で考えながら花那ちゃんの言葉通り、隣に座る。


「いや〜、かわいい。かわいいわ〜!
もうこの部屋、まんま花那ちゃん!」


ふっかふかのクッションに座って、思っていたことを口にすると


「えへへ〜ありがとう!
かわいい小物集めてたらこうなっちゃって」


花那ちゃんは右手で髪をかけながら、嬉しそうに微笑む。


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