ほんとのキミを、おしえてよ。


その表情と仕草はいつもにましてかわいくて。

この部屋にいると、もはやお姫様にしか見えない。


私にはドレスアップされた花那ちゃんが見える。

そこから、天使の羽が降ってる……!


感激しながら自分の目をキラキラさせていると、さっき見たテディベアがふと目に入る。


「そういえば、あのテディベアはどうしたの?」


気になって私が聞くと

「あ、あれね!

えっとね、去年晴くんが私の誕生日にくれたの……ふふっいきなりくれたからびっくりしっちゃった〜」


ちょっとだけ照れて嬉しそうに答えてくれる花那ちゃん。


って、あれ

「え!晴仁くんが!?」


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