ほんとのキミを、おしえてよ。



「もう幼稚園のころから五十嵐くんの原型出来上がってるじゃん!
もっと子供らしく無邪気に遊びなよ!」


「すごいよね〜柊くん。ちょっと恐いくらいに完璧なんだよね」


いや、ちょっとどころじゃないよ!


もうこうなってくると人間じゃない……


ん?人間じゃない?


あっ!!


「わかったわかった!花那ちゃん!
実は五十嵐くんは宇宙人なんだよ!」


それなら完璧すぎるのも納得できる!


「へ!?
いやいや!ちょっと待って〜有紗ちゃん、それはさすがにないと思うけどな……?」


私の言葉に、違うと思うんだけどなあ…と首を横に傾ける花那ちゃん。


だって完璧すぎて人間離れしてるのは事実でしょ?


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