ほんとのキミを、おしえてよ。
「ごめんね。さっきは感情が高まっちゃってさ〜。もうおさまってきた!」
っていいながら身体を離す。
ふふっ、良かった!と笑ってくれる花那ちゃん。
「まあ、確かにね〜、私も初めて柊くんの作文読んだときはびっくりしたよー!
時間なんて思いつかないもん〜。さすが柊くんって感じだよね!」
さすがっていうより……
「完璧すぎて恐ろしい!」
とギャーギャー言ってる私とは対象的に
「うーん。
なんかね、ずっと一緒にいたせいか柊くんの完璧さには慣れちゃってるのかも。もう、あんまり驚かないな。
慣れって怖いね〜」