ほんとのキミを、おしえてよ。
さあ、お茶にしよ〜!
って言っている花那ちゃんはのほほんとしている。
なるほどね。
完璧効果はどんどん薄れてくる……月日が経つと、五十嵐くんの完璧さは当たり前になるのか。
うーん。それもそれで、怖いな!
どっちにしても恐ろしいとか五十嵐くん本当に何者ですか。
「はい!有紗ちゃん、紅茶淹れたよ〜!」
「ありがとう、花那ちゃん!」
あっ、そうだ。
ティータイムの前に、
「先にノートに書き加えておいてもいいかな?」
五十嵐くんの小学生時代なんてなかなかお目にかかれないからね。
「もちろん!紅茶まだ熱いし、丁度いいかも」
花那ちゃんはニコッとしてくれる。
その言葉に甘えて、ノートを取り出す。