ほんとのキミを、おしえてよ。
「さっきまで花那ちゃんの家に行ってたんだ。
で、今はその帰りがけに買い物してたってわけ。
花那ちゃんの部屋ってめっちゃかわいいよね。」
「なるほどね。花那の家か。
確かに花那の部屋はだいぶ乙女チックだよな。
なんていうか、夢の国みたいな感じでさ。昔からあんな感じだったよ」
五十嵐くんは、なんだかとっても楽しそうに教えてくれる。
っていうか夢の国って、まさにピッタリの表現だね。
花那ちゃんの部屋にいると異世界にいるみたいだったもん。
「昔からかあ。そっかそっか〜!」
かわいいかわいい花那ちゃんだからこそ似合う部屋だよね!
うんうんと一人で納得してしまう。