ほんとのキミを、おしえてよ。
「ん?あ、いやそのくらい大丈夫ですよ。
ここから歩いて20分くらいなんで。私だってさすがに一人で帰れれますからね?
それに、病人の方に送ってもらうほど私は気を使えない女では……って、あ!
そうだよ!
五十嵐くん今日学校休んでたじゃん!何で今外出てんの!?
まさかサボりですか!ハッキリしていただきたいっ」
怒涛の勢いで五十嵐くんに詰め寄る。
なんかさっきまで普通に忘れてたけど急に思い出した!
五十嵐くん今日休んでたじゃん!
なぜそんなことも忘れるのだ。
記憶力なさすぎるぞ、自分!しっかりしとくれ。