月曜日の片思い
ライバル登場
あやちゃん、なっちゃんとは仲直りできたけど帆風くんのことはなにも解決してなかった。
あんなことがあったんだもん。
意識的にあの時間の電車は避けるよね。
そしたら、もう会えない……。
不安を残したまま、また月曜日がやって来た。
改札を抜けてホームへの階段を下りる。
いつも乗る車両、2両目の一番後ろの扉の位置に立ってドキドキしながら電車を待つ。
『明日野橋行きの電車が参ります。危のうございますので、白線の内側まで下がってお待ち下さい』
電車がホームに滑り込んで
ぷしゅー!
扉が開く。
一瞬、乗るのをためらったけど、思い切って乗り込んで帆風くんがいつも座ってる方に目をやった。
「よっ!」
いつも通りの帆風くんの笑顔がそこにあった。
「えっ!?なんかあった!?」
私の目からは思わず、涙がこぼれていて帆風くんを焦らせてしまった。
「っごめん……なんでもないのっ」
私は涙を右手で拭いながら、笑顔でそう言ってた。
よかった。
この電車に乗っててくれた!
私はまた帆風くんと会えたことが、とにかく嬉しかった。
あんなことがあったんだもん。
意識的にあの時間の電車は避けるよね。
そしたら、もう会えない……。
不安を残したまま、また月曜日がやって来た。
改札を抜けてホームへの階段を下りる。
いつも乗る車両、2両目の一番後ろの扉の位置に立ってドキドキしながら電車を待つ。
『明日野橋行きの電車が参ります。危のうございますので、白線の内側まで下がってお待ち下さい』
電車がホームに滑り込んで
ぷしゅー!
扉が開く。
一瞬、乗るのをためらったけど、思い切って乗り込んで帆風くんがいつも座ってる方に目をやった。
「よっ!」
いつも通りの帆風くんの笑顔がそこにあった。
「えっ!?なんかあった!?」
私の目からは思わず、涙がこぼれていて帆風くんを焦らせてしまった。
「っごめん……なんでもないのっ」
私は涙を右手で拭いながら、笑顔でそう言ってた。
よかった。
この電車に乗っててくれた!
私はまた帆風くんと会えたことが、とにかく嬉しかった。