月曜日の片思い
そう思っていたのに
「ふ~ん……まどかと帆風はこうやって逢瀬を重ねてたんだぁ~」
あやちゃんがニヤニヤしながら冷やかす。
「そ、そんなんじゃねぇって!たまたまだよなっ!」
帆風くんが焦って私に同意を求める。
「うん!!」
私も力強くうなずく。
中学の時もこんなこと、あったな……。
「それよりさ~、帆風……」
「なに?」
「アンタ、高校入ってモテまくってんだって?」
あやちゃんがニヤッとしながら聞く。
「な、なんだよ?それ……」
帆風くんは“嫌な予感がする”といった様子で聞き返す。
「そーそー、すでに3人からコクられたって?」
なっちゃんもあやちゃんを援護射撃する。
「ノンノン♪3人じゃなくて4人だよ」
「えーっ!」
あやちゃんの新情報に私となっちゃんがハモった。
「なんで!綾部がそんなこと知ってんだよ!!」
帆風くんは右手で口元を覆って真っ赤になっている。
その慌てぶりを見ただけでウワサは本当なんだと分かる。
「早耳のあやちゃんを侮ってはいけません♪」
あやちゃんがニンマリして続ける。
「きのう入手した情報によるとバスケ部のマネージャーにもコクられたんだって!そのバスケ部のマネージャーってのがすっごいかわいくて今年のミス富高候補なんだって!」
ズキッ……そんなにかわいい子がいつもそばにいるんだ……。
「なのに、断っちゃったんだって!」
さらに続けたあやちゃんの言葉を聞いて少しホッとしちゃう私がいる。
私、イヤな子だよね……。
「なにそんなもったいないことしてんの!?」
なっちゃんが勢いよく帆風くんの方を向く。
「綾部、その辺でいいだろ……」
帆風くんは真っ赤なまま、苦笑いしながらあやちゃんに言ったけどあやちゃんはニヤリとしてさらに続ける。
「自分がかわいいって分かってる自信ゆえ、みたいだよ。だから、納得出来ないって付きまとってたらしいんだけど、あんまりしつこいから……」
あやちゃんがそこまで言うと
「ストップ!」
帆風くんが慌てた様子で制した。
「ふ~ん……まどかと帆風はこうやって逢瀬を重ねてたんだぁ~」
あやちゃんがニヤニヤしながら冷やかす。
「そ、そんなんじゃねぇって!たまたまだよなっ!」
帆風くんが焦って私に同意を求める。
「うん!!」
私も力強くうなずく。
中学の時もこんなこと、あったな……。
「それよりさ~、帆風……」
「なに?」
「アンタ、高校入ってモテまくってんだって?」
あやちゃんがニヤッとしながら聞く。
「な、なんだよ?それ……」
帆風くんは“嫌な予感がする”といった様子で聞き返す。
「そーそー、すでに3人からコクられたって?」
なっちゃんもあやちゃんを援護射撃する。
「ノンノン♪3人じゃなくて4人だよ」
「えーっ!」
あやちゃんの新情報に私となっちゃんがハモった。
「なんで!綾部がそんなこと知ってんだよ!!」
帆風くんは右手で口元を覆って真っ赤になっている。
その慌てぶりを見ただけでウワサは本当なんだと分かる。
「早耳のあやちゃんを侮ってはいけません♪」
あやちゃんがニンマリして続ける。
「きのう入手した情報によるとバスケ部のマネージャーにもコクられたんだって!そのバスケ部のマネージャーってのがすっごいかわいくて今年のミス富高候補なんだって!」
ズキッ……そんなにかわいい子がいつもそばにいるんだ……。
「なのに、断っちゃったんだって!」
さらに続けたあやちゃんの言葉を聞いて少しホッとしちゃう私がいる。
私、イヤな子だよね……。
「なにそんなもったいないことしてんの!?」
なっちゃんが勢いよく帆風くんの方を向く。
「綾部、その辺でいいだろ……」
帆風くんは真っ赤なまま、苦笑いしながらあやちゃんに言ったけどあやちゃんはニヤリとしてさらに続ける。
「自分がかわいいって分かってる自信ゆえ、みたいだよ。だから、納得出来ないって付きまとってたらしいんだけど、あんまりしつこいから……」
あやちゃんがそこまで言うと
「ストップ!」
帆風くんが慌てた様子で制した。