壁の向こうは..。
補講のためにだるいと思いながらの夏休み初登校。

地元の最寄り駅まで歩いていると..。

(あれ..。数1の先生...?)

横断歩道で渡れるのを待っている。

その人の背中は見慣れた数1の先生だった。

「朝比奈(あさひな)先生..?」

振り返るその人。

「ん?あぁ、虹都(ななみや)か。おはよ。」

「おはよう、、ございます。先生ここに住んでるんですか..」

驚きを隠せないあたし。

「そうだよ。笑
虹都もか。なんか偶然って面白いね。笑」

「ですね。笑
もしかしたらご近所さんかもですね。笑」



そんな話をしながら、あたしは幼馴染の
三枝 春陽(さえぐさ はるひ)を待つために先生とは駅で分かれた。
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