マーメイドの恋
「大丈夫?しっかりして。」

私は、何回も言っていた。
「うっ・・・・君・・は?」

「もぅ〜大丈夫よ。」

私は彼を浜辺に上げた。だが彼は、また気を失っていた。私は、少しの間だけ一緒に居た。
彼は、とっても綺麗な顔をしていた。
そして、私が帰ろうとしたとき、彼が気を取り戻そうとしていた。
私は慌てて海へ帰った。

私は、その時大きな
失敗を犯してしまっていた。

マーメイドにとってはとても大事な真珠貝を落として帰ってしまった。

それが無いと大人になれないのです。
それを知らない私は、宮殿に戻ってから気付いたのです。
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