君と私と。私と君と。
美少女。
その後、青崎くんは魂が抜けたみたいに、先生の話しも聞かずに、ずっと外を眺めていた。
実杏は、舞とずっと真剣な顔で話し合っていた。
3人を交互に見て、私も少し考え込んでいると1人の女の子が近づいてきた。
「葉月さん、だよね?」
顔を上げると長いストレートの髪を下ろし、前髪は目の上でしっかり整えられている、美人さんが私を見て、微笑んでいた。
だ、誰…!?
私が一応うなづいて見せると、この美少女は一度目を閉じてあの名前を口にした。