君と私と。私と君と。


私、自分が先に名前を言ったの初めてだったかもな。


なんて、思いながら青崎かんの近くまで行ったら微かな寝息が聞こえた。

寝ちゃったんだ…。


起こすのがかわいそうな気もするけど、望月くんが呼んでるから、ごめんね青崎くん!


私は青崎くんの肩をちょんちょんとつついて、


「青崎くん!望月が呼んでるよ!」


できるだけ大きな声を出した。


「…ん、望月…?」


お、起きた!よかった!


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